エッセー 備忘録

アイソレーションタンク(フローティングタンク)で起こった神秘体験。

2019年10月2日

この記事は、あくまでも、TAKUMIの体験、感想です。
この記事は、アイソレーションタンクの、多少の予備知識がある状態で読む事をオススメします。

2019年9月29日。
私はアイソレーションタンクに入りました。

2年ぶり、4度目となります。
そして、なんと!!
4回目にして、初めての事が2つ起こりました。
今回はその体験を記事にしました。

大まかに言うと、
1つ目は、タンクで眠ったようで夢を見ていたのですが、確かに、目が覚めました。
しかし、目が覚めている覚醒状態でありながら、夢を見る事ができました。

2つ目は、深呼吸で深く息を吸った際、浮遊感がしました。
それも長い時間です。
まるで体から、精神というか、魂が離れていくような感じです。

このような経験をした為、ブログの記事にしてみました。

私は知人らに会うと、たびたび、アイソレーションタンクというものがあると、紹介をするのですが、そういえば最近自分が入っていないという事で、池袋へ。

私が良く利用させてもらっている『Sel Flotte』さんへ。
今回は90分間、タンクに入ります。

今回は開始時のカウンセリングなどは無く、すぐにシャワーで身を清めました。『Sel Flotte』さんはアメニティーが豊富です。
そして、現在、試験的にですが、炭酸ナノバブル水を作る機械を導入していました。
ミクロの汚れを落とし、血行を高める効果があり、タンク内での、ミネラルの吸収を促進します。
ビックリするくらい柔らかい上質なタオルで、水気を拭き、耳栓をします。

そして......タンクへ。


タンクのフタを開け、中へ入ります。
水は、体温と同じくらいなので、冷たくも熱くもありません。

タンクの高さは、私の胸くらいの為、入ってすぐに体の前面を入口側にして座ります。
慣れているので、すぐにフタを閉めました。
完全に真っ暗です。

左右の壁を手で確認しながら、背中から体を、水に預けていきます。
水の上でぷかぷかと浮きました。
波があり、自身の位置もわからないので、両腕を左右に伸ばし、タンクの側面を確認します。
体がタンクの中央に来るように、調節します。

最初の内は、波で体が動き、足先や指先が、側面に触れる事があります。
波を立てないように、体を真ん中にします。
気づくと波も無くなります。

深呼吸をしながら、私は過ごしました。
心臓の鼓動を、とても感じました。しかし、落ち着きと共に、鼓動も感じられないくらいになりました。

時間の感覚もなくなり、どれくらい経ったのかも分からなくなりましたが、5分くらいでしょうか?
頭の中から『キュルキュルキュル』という音が聞こえました。

脳髄の音です。

普段の生活では、まず、聞こえる事はありませんが、流れが滞っていた脳髄が、正常になり始めたようです。

これは、毎回タンクに入ると、聞こえてきます。

とにかく私は、考え事をあまりしないようにしながら、深呼吸で過ごしていました。

すると今度は、体が右に流れていくような感じがしました。
しかし、側面にぶつかることもなく、実際に全く動いていないのですが、やはり右に流れている感覚があります。

こちらも、今までに経験した事がありました。

この頃には、全身の力が抜け始めていました。
段階的、力が抜けてゆくのを感じました。
また、水と体も馴染みはじめ、水の感覚も薄れていました。

完全な暗闇と静寂の中で、どれだけ経ったのかわかりません。

私は少しの間眠ったようです。
夢を見ていたようです。

そして目が覚めると、『あぁ、寝たのか』と言った感じ、自分の意識を確認しました。

しかし、またすぐに眠り、夢を見ました。

そしてまた、目が覚めると、『あぁ、寝たのか』と言った感じ、自分の意識を確認しました。

それを何度か繰り返しました。

今になって考えると短時間で何度も夢を見る事は通常ではおかしなことです。

タンクに入ると、脳が眠ってると勘違いすると言われており、起きていながらに、夢を見る事があるそうです。
おそらく、この時、脳は眠っていると勘違いしたのだと思います。

しかし、ある時、パチッと目が覚めました。
確かに目が覚めたのです。

しかし、目の前に、明るい室内の映像が見えました。
完全な暗闇のタンクの中で、確かに私は見ました。
それは、視界いっぱいに見えていたのですが、すこしずつ外側から消えていきました。
最後には通常通りに、完全な暗闇の中でした。

この時、突然の事に驚き、心臓の鼓動が感じられるくらいに、強く打っていました。

私は落ち着く為に、目を閉じ、深呼吸をしました。

その時です。

ふわっとした浮遊感を感じました。
スーと昇るような感覚です。
体から魂が抜けるような不思議な感覚でした。

落ち着かせる為の深呼吸が、逆に興奮してしまい、この浮遊感もすぐに無くなってしまいました。

この後、この様な事はもう起きませんでした。

また、この時には時間がどれくらい流れたのかもわからない為、もうすぐ終わるかなと言った、邪念に近いものが生まれ始めました。

ふと、体から完全に力が抜けていました。
自分はこの感覚を別の形で、2つ知っています。

1つは、ヨガのシャバーサナです。
私は今は通っていませんが、2年程、ヨガの教室に通っていました。
レッスンの終わりに行う、ヨガの究極のリラックスとも言われるシャバーサナは、深く入ると、本当に力が抜け、リラックスできます。

タンクは瞑想にも適しており、とても深い状態に入ることが可能です。
ヨガのシャバーサナで、私はタンクでのレベルに達した事はありませんが、ヨガのシャバーサナと感覚は同じでした。

もう一つは、催眠状態です。
今の世の中、インターネットで催眠音声のデータが簡単に手に入ります。
催眠にかかった状態は、力が抜け、脳が無防備になっている状態に、声に誘導されて、さまざまな事がおきます。

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こちらも、感覚としては同じでした。


最初と違い、色々な事を考えているうちに、音楽が聞こえ始めました。
90分経ったようです。

抜けた力を、入れます。
はっきりと力のONとOFFを感じます。

起き上がりタンクのフタを開け、体を拭き、シャワーを浴びます。
90分ぶりの、光と音と、触れるという感覚です。

やはり『Sel Flotte』さんは、アメニティーが豊富です。
エプソムソルトの水にずっと浸かっていた為、肌は敏感な状態です。
保湿の化粧水と乳液で、全身をケアしました。

全身がとても軽く、気持ちが良いです。
本当に軽いんです。不思議なくらいに。

服を着て、スタッフさんの所へ。

「おかえりなさい」

タンクの中、深い世界へ、旅をしていたんだな。と改めて思いました。

どうでしたか、と聞かれたので、色々と話しました。
深呼吸をした時の、浮遊感は、自身の深い心の中に、入ったとの事です。
人によっては、この時に、様々な事を起こせるようです。

そう考えると、タンクのそれと、催眠のそれは、全く逆ですね(笑)。
催眠は、誘導により、力が抜け、誘導により、不思議な事が起こります。
それに対し、ヨガのそれや、タンクでのこれは、自身でそちらへ行き、自身で不思議な事を起こします。

今回の体験はとても、不思議な良い体験でした。

皆さんも興味がありましたら、是非!!

私のオススメは池袋の『Sel Flotte』さんです。
https://selflotte.com/
完全予約制です。

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