府中市は工場都市として有名です。
東芝の府中事業所、日本電気の府中事業所、読売新聞の府中工場などを始め、多くの工場があります。
そして今回、私は、サントリーの武蔵野ビール工場に、工場見学に行きました。
私は平日に行きました。が、平日であっても予約が埋まる程の人気です!
なぜこんなに人気なのか?と、思いましたが、その理由が今回の工場見学で分かりました。
なんと‼無料の工場見学の最後に、ビールの試飲ができます。しかも、3杯も‼
今回私は、毎日行われているガイドツアーに参加しました。
工場見学
ガイドツアーはビールの製造工程見学が約50分、試飲は約20分の合わせて70分程です。
ビールの原料は、主に、水、麦芽、ポップの3つです。
まずはその3つのこだわりを体験しました。
サントリーは他のビール会社と違い、使用している水は全て天然水を使用しているとの事です。
地層のモデルを用いて天然水がどのように作られるかを見ました。
一番上から水がたくさん出ています。しかし、地層を浸透する時、時間をかけて、水は水滴がポタポタと垂れるだけです。そして次の地層に浸透しますが、さらに時間をかけて、さらに下の層へと水が流れています。
これは、模型ですが、実際に天然水が出来るまでには、3年以上かかるそうです。
そして天然水100%でビールを作るのは、大手企業だと、サントリーだけだそうです。
次は麦芽です。
サントリーの麦芽には、豊かな味わいのビールに適した、二条大麦麦芽。さらに希少な、ダイヤモンド麦芽を加えて上質なコクとうまみを引き立てます。
そしてここでは、ダイヤモンド麦芽を、食べる事ができます。
麦芽を数粒、噛んでみると、口いっぱいに麦芽の風味が広がりました。
そして最後にポップです。
サントリーでは、アロマポップという香りが豊かなポップを使用しています。
それのにおいを実際に嗅ぐことができます。
独特な不思議な香りがしました。
そして廊下を進みます。
廊下には巨大な写真がいくつもあり、誇りとプライドを感じます。
次は仕込み工程です。
巨大な窯や槽が6つもあります。
それぞれで、仕込み、ろ過、煮沸を行います。
ここで麦汁という麦のジュースが出来上がります。
そして麦汁に酵母を加えて発酵させると麦芽ビールが出来ます。
ここでは、醸造家が24時間体制で管理しています。
醸造家、実際に飲み、味、香りを確かめ、発酵具合を確認しています。
そして発酵を終えた若ビールを、低温に調整されたタンクの中で熟成させる、貯酒という工程です。
トンネルのような長いタンクなのですが、なんと、古くなったタンクを通路として利用していました。
人が軽々と入れる程の大きさです。
この巨大なタンクの中で熟成を行うと、澱が沈み、色が薄くなり、味や香りがまろやかになっていくそうです。
そして最後にパッケージです。
沢山の缶が流れています。
川のように流れる姿様子を見る事ができます。
工程見学はこれで終わりです。
そしてお待ちかねの試飲です‼
試飲タイム♪
試飲をするのは、何ともおしゃれな空間です。
見学者が多いので、次から次へと注がれてゆく、できたてのビールです。
最初は全員に、ザ・プレミアム・モルツが提供されます。
さらにビールに相性ピッタリのおつまみもあります。ビール会社が選ぶおつまみですよ。
試飲と聞いて、一口くらいと思った人もいると思いますが、なんとグラスで提供されます。
そしてやはりなんと言っても、泡ですね!
本当にこの泡が美味しかったです。
広告でも神泡と表現していますが、まさに!
因みにビールの泡は、ビールの履歴書とも言われるそうで、酵母の働きで泡は変わるそうです。
泡があると、表面の酸化防止や、香りやコクをより感じるそうです。
こちらは、プレミアム・モルツ/香るエールです。
そして話題の神泡アートです。
そして試飲では、さらに、味をひたすらに追及した、醸造家の夢とも称された、マスターズドリームも試飲できます。
私は2杯で結構酔ったので、2杯で終わりにしましたが、3杯まで飲む事ができます。
出来立ての最高品質のビールを無料で飲めるのは本当に驚きです!
皆さんも興味があれば是非‼
未成年者や、運転する予定がある人の為に、ソフトドリンクとノンアルコールビールもあります。
ただし、未成年者だけでの工場見学はできません。
予約しよう!
予約の方法は2種類です。
サントリーのホームページからインターネットで予約する。
電話で予約をする。
インターネットでの予約は、翌日から2か月後の月末まで予約できます。
電話では、当日から2か月後の月末まで予約できます。
インターネットだと、名前やメールアドレス、電話番号、等、入力する欄やチェックを入れる欄が結構多いです。
電話だと、向こうが名前と電話番号を聞いてくるのでそれに答え、注意点を何点か聞くだけなので、電話の方が手軽な気もします。
ガイドツアーは、毎日行われ、1日に8回行われます。
一回の定員が40人です(40人を超える団体予約は要相談)。
しかしそれでも、予約が埋まりやすいので、早めの予約をオススメします。
ガイドツアー以外にも、セミナーも開催しています。
未成年のみでの工場見学はできません。
必ず保護者同伴でなければいけません。
行ってみよう‼
東京・武蔵野ブルワリーの最寄り駅
南武線の府中本町......徒歩約10分です。
京王線・南武線の分倍河原駅......徒歩約15分です。無料のシャトルバスが運行しています(運行時間はサントリーのホームページにて確認してください)。
駐車場や駐輪場はありますが、数に限りがあります。また、当然ですが、運転する予定がある人は試飲ができないので、徒歩や公共交通機関をオススメします(一応ソフトドリンクもあります)。
私は分倍河原駅からシャトルバスに乗りました。
平日にも関わらず、ほぼ満席でした。
工場見学者用の入り口を入ると、おしゃれなロビーと、お土産コーナー、受付がありました。
受付を済ませましょう(20歳以上である事の確認と、運転の予定の有無を聞かれました)。
時間までロビーで過ごします。
お土産コーナーを見ているだけでも面白いです。
サントリー<天然水のビール工場>東京・武蔵野ブルワリー
営業時間:9:30~17:00
ガイドツアー時間:10:00~
電話番号:042-360-9591
住所:〒183-8533 東京都府中市矢崎町3-1
ホームページ
https://www.suntory.co.jp/
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