群馬県にバンジージャンプをしに、みなかみや吾妻を訪れた際、四万温泉も訪れました。
私が訪れたのは、『時忘れの宿 住元』です。
夕食と温泉に入ることが出来る、日帰りプランがあり、私はそちらを利用しました。
夕食の前後で温泉に入る事が出来ますが、私は夕食前に入りました。
大きな湯舟の内風呂と露店風呂が男女の両方にあります。
また、貸し切り風呂もあり、日帰りプランでも使用できます
硫酸塩泉の四万温泉は「四万の病を治す」という言い伝えられており、名前の由来でもあります。
住吉の温泉は広く綺麗で、アメニティーが豊富でした。
男湯ってアメニティーが少ない所が多いのですが(使う人が少ないからでしょうが)、本当に豊富で、スクラブやスキンローション、乳液など、とても良かったです。
貸し切り風呂は、1回の入浴が30分以内なら、何度でも入れます。
内部にステンドグラスの照明があり、幻想的です。
ゆったりと温泉に浸かった後は、懐石料理です。
食事をする場所は、とても落ち着いた、趣のある場所でした。
料理は、座付からデザートまでの料理が、1時間30分程で出来立てがゆっくりと出てきます。
料理は、旬のものを使う為、毎月変化しています。
また、毎年メニューも変わるそうです。
毎回毎回、違う料理を食べる事ができます。
座付
・夏野菜とかつお出汁のジュレ
・一口手毬寿司
トウモロコシ、アボカド、オクラ、枝豆、エビなどが入っており、カツオ出汁がジュレのおかげで、具材によく絡みます。出汁のうまみを良く感じる上に、具材の味も引き立てます。
椀物
・赤城鶏と新蓮根のつみれ 焼茄子 蓴菜
蓴菜は食べる機会が少ないですが、なめこのような、ゼリー状の透明な膜があり、こりこりとした食感です。
焼き茄子が汁を吸っている為、出汁と素材の味があいまり、美味しいです。
鶏のつみれは、蓮根が入っている為、噛むとシャキシャキしており、食感を豊かにする。
具材の旨味がでており、出汁とあいまり、とても美味しい。
向付
・銀光の酢〆
・白瓜と新生姜の昆布和え
辛子黄味醤油
岩魚のづけ
梅おろし
湿し海苔
銀光は群馬県で生まれ育った、県外に流通する事の無い、ブランド魚です。
酢で〆ており、癖が無く、あっさりとしています。
辛子黄味醤油は、辛子の辛味を、黄味でマイルドになっており、醤油と相性が良いです。
白瓜のこりこりの食感が良く、ゴマと生姜の風味がよく効いている。
また飾りつけも綺麗です。
旬菜
・箱島湧水の若鮎のコンフィー 刻み野菜の旨酢和え
骨まで食べる事が出来るくらい、柔らかいです。
それでいながら、身はしっかりしている為、しっかりと味を堪能できます。
油分が多いものの、野菜の旨酢和えが、さっぱりとしており、良く合います。
鍋物
・紙鍋式昆布なべ 上州麦豚のしゃぶしゃぶ
水を通さない紙の上に、昆布で器のように敷いています。
昆布の出汁がたっぷりと出た湯の中で、肉をくぐらせる為、とても美味しいです。
最初は、タレを付けずに、くぐらせただけで、食べましたが、それでも十分、美味しかったです。
油菜
・穴子とズッキーニ
穴子とズッキーニを皮で包み、パリパリに揚げています。
穴子の味がしっかりしており、皮の油分をズッキーニがすっきりとさせており、とてもバランスが良いです。
また、カレー粉を付けると、カレーの風味が真っ先に広がり、味を引き立たせます。
御食事
・奄美大島もずくの焼きおにぎり茶漬け
島らっきょう
新生姜漬け
長芋のつけもの
米が汁をしっかりと吸っているが、焼いている為、崩れる事が無く、味も食感も素敵。
具材の麩が、違う食感をもたらし、面白い。
おかずの、島らっきょう、新生姜漬け、長芋のつけもの、もそれぞれ、茶漬けに良く合い、美味しい。
デザート
・青しそのシャーベット
・黒糖の葛もち
青しそのシャーベットは初めて食べるのですが、なかなかイメージが湧きませんでした。
凍らせている為、青しその風味を抑えつつ、味をしっかりと残しています。
とてもさっぱりとして、すっきりします。
黒糖の葛餅は、甘すぎず、それでいて黒糖の濃厚な風味が、美味しかったです。
最後にハーブティーをいただけます。
数種類のハーブティーから、一つ選びます。
料理の全てにおいて、素材の味を生かし、そしてバランスがとても良く、とても満足のいく、内容でした。
温泉も、食事も素晴らしい旅館でした。
ぜひ、四万に行ったら、『住元』にも行ってみてください。
時忘れの宿 住元
受付時間:8:00~21:00
電話番号:0279-62-2314
住所:〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町大字四万4344-2
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