注:この記事は成人向けに書かれた記事です。
私は早生まれです。
統計のデータに関しては、早生まれである4月1日を、4月でカウントしています。
早生まれとスポーツ
早生まれに関する面白いデータがあります。
参考元:プロ野球Freak
上記のグラフは、2020年の日本人プロ野球選手(外国出身選手を除く)の誕生月別の人数を、まとめたものです。
最も多いのは4月生まれで、96人。
最も少ないのは3月生まれで、47人。
2倍の差があります。
4半期での統計では、4~6月が255人(30.3%)に対し、1~3月が154人(18.3%)となっています。
参考元:プロ野球Freak
これは最近だけの話ではなく、昔からです。
また、野球だけでなく、サッカーでも同じ現象が起きています。
参照元:裏読みWAVE
参照元:裏読みWAVE
上記の通りスポーツ選手に、早生まれは少ないです(傾向の域を超えて)。
これは様々な説が検証されていますが、最も有力なのは同じ学年で、1年近くの差があるからだと言われています。
大人になれば、4月生まれも3月生まれも、差は少なくなります。
しかし、未就学児や小学生、中学生、高校生では、ほぼ一年に相当する4月生まれと3月生まれでは、大きな差があります。
スポーツにおいて、その差は大きなものとなり、4月から6月(9月)生まれの子ども達に有利に働くからという説です。
"試合に多く出る""経験を積み上達する""好きになる"と言った好循環を生むのに対し、早生まれの子たちはその逆になります。
その結果、小学生、中学生、高校生を経て、上記のような結果になったのではないかと言う説です。
注:優秀な成績を収めている早生まれの選手もいる事をお忘れなく。
早生まれと漫画家
逆に早生まれが多いと言われているのが、漫画家です。
参考元:マンガseek
漫画seekに登録されているデータより、1950年以降に生まれた方を対象とし、漫画家以外で登録されている方は除いています(生年不明は含まれています)。
早生まれに多く、4月~6月が少ないという、結果になりました(スポーツのように、2倍以上の差をつける事はありませんでしたが)。
こちらは、運動が苦手だった為、絵を描く事が増えたのではないかと言う説があります。
早生まれと学業
少々古いデータ(2011年11月1日)となってしまうが、9月入学のイギリスからとあるデータが発表された。
『子どもの健全性や試験の成績は誕生月が影響する』という内容の報告書だ。
結果をまとめると、
"16歳で受験する『GCSE』という英国全土の統一試験の成績が、8月生まれは9月生まれに比べて、男子が12%、女子は9%、それぞれ低いという結果であった。
また、トップクラスの大学に進学する率も、8月生まれの子の方は、平均より20%程下回ったというけ結果であった。"
あくまでも英国の10年程前という事をお忘れなく。
生年月日の偏り
366日ある中で、誕生日に偏りがあるのかという疑問ですが、あります(366位が2月29日であるのは言うまでもなく)。
2017年に放送された『博学の壁』という番組で、1981年から2015年までの厚生労働省の資料を元に、日本人の誕生日で最も多い日を調査しました。
結果はこちらより、https://www.fujitv.co.jp/b_hp/hakugaku/index.html
そのデータを、ヒートマップ化し、分かりやすくした画像を引用させていただきます。
引用元:テレビから始まるエンタメ情報
全体の傾向としては、9月下旬から10月上旬が多いです。
局所的な傾向として、
1位: 4月2日
2位: 9月25日
3位: 12月25日
4位: 9月26日
5位: 9月18日
6位: 5月1日
7位: 5月2日
8位: 9月21日
9i位 :9月17日
10位: 9月22日
4月2日に多いのは、出産届は14日以内までの提出の為、3月末に出産した子の出産届を年度が替わる4月2日に出した為と思われます。
2位の9月25日は、十月十日遡ると12月25日.。
3位の12月25日は、出産届を調節した為と思われます。
また、全体の傾向として、9月下旬から10月上旬が多いのは、十月十日遡ると、クリスマス時期から年末年始の時期だからと思われます。
その他局所的に多い、5月1日と5月2日は、ゴールデンウィークですが平日の事が多く、役所が開いている為、出生届を調節した為でしょう。
逆に、3月下旬は少ないです。
局所的な傾向として、
356位: 5月5日
357位: 2月11日
358位: 4月29日
359位: 11月3日
360位: 4月1日
361位: 11月23日
362位: 1月3日
363位: 12月31日
364位: 1月2日
365位: 1月1日
いずれも祝日であり、役所が閉まっている為です。
また全体的に3月下旬が少ないのは、出生届を調節して、4月2日に提出している為でしょう。
もし仮に、9月入学が実現したなら、今後9月2日生まれが増加し、8月下旬生まれが減少するでしょう(9月生まれがさらに増えますね)。
それでも......。
あくまでも傾向である事をお忘れなく。
誕生月のデータは、一元性のものでしか無いので、子どもを枠にはめ込まないよう気をつけてください。
日本では苦手を克服する事を美学としますが、私は個性と捉え、長所を伸ばすべきだと思います。
誕生月に親や大人が囚われず、理解したうえで、子どもが伸び伸びと生きていければ良いと思います。
それでも9月入学が実現したなら、多少なりとも影響を受けるでしょう。