この曲は若者への風刺である。
そして休んでくれというメッセージでもある。
この記事に書いてある事は、私の妄想と独断と偏見です。
たられば、こじつけ、ご都合、自己満足です。
そもそも考察とは、合ってるとか間違ってるとか......それは無粋です。あらゆる事象に対して、自身の価値観を重ねる行為であり、正解が無いからだ。
著作権の関係から、歌詞は一部のみ引用です。
結論をザックリまとめると
- 『うっせぇわ』の1番Aメロは『ギザギザハートの子守唄』のオマージュ。
- 思った事を言えない、若者への皮肉。
- 若者が社会に疲れた歌。
- 言いたい事が言えず、ため込んだものを他人へぶつける。
- SNSの怖さを歌っている。
- ギザギザに傷ついた心の歌。
そのギザギザは他人を傷つける。
歌詞の解釈
syudouさんの作詞した『うっせぇわ』の1番Aメロの最初の歌詞と、チェッカーズの『ギザギザハートの子守唄』の最初の歌詞は、真逆の事が書かれています。
ちっちゃな頃から優等生
ちっちゃな頃から悪ガキで
しかしこれは、真逆の事を歌っているのだろうか?
チェッカーズの『ギザギザハートの子守唄』が世に出たのは、1983年である。
当時の若者たちの反骨精神を、ストレートに表した曲に思います。
当時のいわゆる“不良”と呼ばれる人達は、とてもシンプルで"私は不良である”というスタイルで“反抗”を表に出していた。
対して現在はどうでしょうか?
周りに対しての態度がいわゆる“良い子”であっても、内心は不平不満ストレス鬱憤を抱えています。
しかしそれを見えない所で殴りつけ、見た目ではわかりません。
『ギザギザハートの子守唄』をオマージュする事で、過去と現代の違いを表しています。
1番のAメロにはもう一つ、共通のワードがあります。
ナイフのような思考回路
ナイフみたいにとがっては
これも今と過去の違いを表しているなら、ナイフは抗う事の比喩であろう。
ナイフのようにとがり、周りに示す事で反抗していたのに対し、内に秘めておりながら抗う事すら考えなかったという、対比。
動画の解釈
どういった流れで作品が作られたのか私は分からないが、動画は曲の世界に合わせるので、動画作成のWOOMAさんはsyudouさんと話を進めたはずです。
であれば動画も、若者への風刺が含まれていると思いながら、見ていました。
2番のAメロの歌詞が中々にエグくなっている(一部抜粋)。
殴ったりするのはノーサンキュー
言葉の銃口をその頭に突きつけて
(表面上は)模範人間だから殴ったら問題になる。
(だからSNSで)見えない所から口撃する。
動画では自分と同じ若者(嫌な上司ではなく、ロボットなようになった若者)を、撃ち抜いています。
その後の歌詞は暴力的に、『止まれやしない』『成れの果て』『変貌する精神』となっています。
1番の動画の背景は、攻撃的な歌詞の時は"赤"が基調だったのに対し、2番は全体的に"青"が基調です。
青は"平穏""安静"を表す色であり、心を静める効果があるとされています(赤は攻撃的な印象を与え、青と対比されます)。
2番の青は、心は休息を求めている暗示、と解釈しました(同じ若者を撃った時の顔は、笑いながらも泣いています)。
この時なら、ストレスや鬱憤を解消する事で、まだ戻る事もできたかもしれません。
2番が終わった後、全体的に“赤”が基調となります。
動画の“その人”は、既に“何か”に飲みこまれてしまったようにも見えます。周りの声が聞こえなくなり、自分を無理やり肯定しているようにも見えます。
そして、知らない誰かへの口撃で鬱憤を晴らす(最後のサビの、ライフルを構えている描写)。
最後のサビの終わりは、床に多くの人が転がる描写、曲の最後は自分も撃たれる描写。
私はこれらが、現代の闇を、風刺しているように見えました。
『ギザギザハートの子守唄』は4回のサビがありますが、一貫して同じ歌詞です。
それは不良と言われた若者が、本当に自分だけが悪いのか?
あなたたちのせいではないか?
大人や社会に訴えながらも、最後はギザギザに傷ついた心を休める(所謂、丸くなる)。
子守唄で自分も大人になっていく、と私は解釈しています。
もし『うっせぇわ』がオマージュなら、やはりこの歌も傷ついた若者の心を歌っており、しかし違うのは、ギザギザの心が他人をも傷つける。そして最後は自分が壊れる。
表面上は見えないから、誰も気づく事ができなった。誰かが気付けば、違う道になったかもしれない。
もしもあなたの“その人”が。
あなたの中の“その人”は笑っていますか? 泣いていますか?
例え笑っていたとしても、それは本当のあなたですか?
もしもあなたが既にギザギザなら、信頼できる誰かに打ち明けるだけでも、楽になるかもしれません。
人は強いからこそ、弱いのです。
溜め込む事ができるから、あふれるのです。
我慢ができるから、笑ってしまうのです。
もしくはそれを、知らない誰かに撃ちつけるのではなく、知らない誰かに打ち明けてみてはどうだろうか?
何なら私でも良い。
変な人かもしれないが……そうだ……うん、それが良い。
https://twitter.com/TAKUMI24693358?s=09
素晴らしい作品をありがとう。
私の拡大解釈に過ぎないが、これらを風刺しているなら、創造を引き立たせる、syudouさんの作詞には感服します。
また、WOOMAさんの動画や、Adoさんの歌唱力があって、一つの作品となっています。
何かとネットでは、賛否両論ありますが、私は賛否両論あるものが、真の素晴らしい作品と考えます。
また、その中での特に過激ものは、それこそこの曲の通りであると考えます。
何はともあれ、決して一人のものではなく、この作品が成り立ちました。
この作品に関わった全ての人に、感謝します。
『空も飛べるはず』の意味と歌詞を考察したら“腐敗した現代社会への若者の反抗”になった話
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