エッセー

”わざと間違えた”方が得?『トリニクって何の肉?』は正直者がバカを見るのか。

2019年4月11日

この記事ではとんでもない説を、提唱する恐れがあります。
できうる限り客観的、多角的な説を提唱するつもりですが、筆者の一方的な憶測が飛び交う恐れがあります。
筆者はメディアが嫌いです。
筆者は平成生まれです

2019年4月9日の19時に朝日テレビで放送された『平成生まれ3000万人! そんなコト考えたことなかったクイズ! トリ肉って何の肉?』という番組が放送され、私も視聴していました(後から調べて知りましたが、2017年に特番をしたそうです)。

当初はあくまでバラエティーと見ていましたが、ふと、とんでもない事を考えついてしまったので、それをまとめました。

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そもそも、正解するよりも、不正解の方が、メリットが大きい!?

まさかそんなバカなと思う方が多いと思います。
では一緒に考えて見ましょう。

あの番組で正解することのメリットって何ですか?
賞金が貰える......いえ、貰えません。何故なら、“全員”が正解した時に100万円となっています。
自分が正解したとしても、一人でも間違えれば、貰えません。

その為、強いてメリットを上げれば、全員が正解した時に、100万円が貰える事です。

では、不正解をするメリットはなんでしょうか?
それは、“目立つ”事、そして“デメリットが無い”事です。
恐らく目立つというのが最大のメリットであると思います。

考えてみましょう。あの番組を見た、ほとんど人が、『こんな簡単な問題、誰でもわかる』そう感じませんでしたか?
そうです。正解しても、称賛される訳でもなく、評価が上がるなんて事はありません。そういった問題なんです。
正解しても素っ気ない反応で、次に行きます。

一方、不正解だった時はどうでしたか?
えぇー!と声が上がり、名前に学校名まであげられ、出演者もカメラも注目していました。
さらに回答が斜め上を超えれば、さらに注目されます。

反応が圧倒的に違います。これが目立つ。注目されるという事です。
そもそも、ああいったバラエティーに応募するという行為は、目立つ事が平気で無ければ、できませんし。

不正解でも、デメリットが無いことがメリットとも書きました。
一般枠で出演していた20名は、平成代表という割には、かなり偏っているという印象を抱きました。

全員が大学生、それも、それなりに名の知れた大学です。

それ相応に、良くも悪くもレッテルが張られています。そういった方が、ああいった問題を間違えたとしても、友人知人から『え!?知らないの』と聞かれても、『そんなことないよ、わざと』言ってしまえば、“そうだよね”で片付きます。
その辺の全くの世間知らずならそうはならないでしょう。しかし、良い大学というレッテルがあるかぎり、これは覆りません。
ましてや、問題を間違えたとしても、将来には響きませんし。

そして、正解する事の唯一のメリットである、“全員”が正解すれば100万円というのも、囚人のジレンマを考えると、メリットでなくなってしまいます。

今回は囚人のジレンマについては、省きます。自身で調べてください。
私が言いたい事がわかると思います。

これらの結果、正解するよりも、不正解の方がメリットが大きいと私は思いました。

その為、番組側のヤラセではなく、出演者の故意による誤答を行が行われている。いや、行わせるように仕向けているのではと、考えました(考えすぎです)。

一方的な拡大解釈

4問目の『日本で初めて国民栄誉賞を貰ったのは誰?』
5問目の『力士が土俵の上で行う行為。「何を踏む」という?

で思った事です。

問題を出した出演者は、日本人なら知っていて当然と豪語して問題を出しましたが、女子が多いから、という事で、4問目は20人、5問目は25人の正解で許してとなりました。

えぇ。もはや正解できない前提ですか。
正解して当たり前を前提に今まで話をしていて、突然、正解者数が少なくて良いよって。

女子が多いから、という文面に疑問を持ちました。
4問目に関しては、男でも知らない人は知らない気がすると思ったのですが。

まぁ、ここで言いたいのはそこではありません。

番組のナレーションが、『昭和の大スターは平成では通用しない(はっきりと記憶していないのですが、こんな感じのニュアンス)』
また、同番組のホームページにて、『球史に残る大選手の名前さえも後世に残せない⁉』

とあります。
えぇ。

いやいやいやいや、『日本で初めて国民栄誉賞を貰ったのは誰?』という問題でわからかっただけです。王貞治さんの名前を知らないとは誰も言ってませんよ。

そもそも王さんは今でも時たま、ニュースや特番で名前が出てきますし。

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最後の問題の『トリニクって何の肉』の問題点

字幕を見る限り、“鶏肉”という表記ではなく、“トリニク”です。
ましてや、口頭であればなおさら、あらゆる解釈ができます。

その為、必ずしも“にわとり”だけが答えでしょうか?

Twitterを見る限り、『七面鳥』と答えた人への擁護もありましたが、そちらに関しては拡大解釈すぎる気がします(七面鳥=トリニクであっても、トリニク=七面鳥はすこし難しいきがします)。しかし、これについても、他の問題でも言えますが、その人個人の生活環境の多様性......個性の否定による、価値観の押し付けな気もしますが。

あらゆる辞書で、“鳥肉”と調べると

『鳥の肉。特に、鶏の肉。』--デジタル大辞泉より--

とでてきます。
番組名もトリニクと表記です。

少なくとも、この問題は、“にわとり”だけが答えでは無いという事が問題です。

また、豚肉は豚、牛肉は牛、トリニクは......鳥‼というやり取りも、ありましたが、最もな流れです。

しかし、私は別の問題も指摘したいと思います。

まず、回答者の方ですが、あれだけ周りから違うと言われていました。
それでも、なお、同じ答えを言い続けました。

良く言えば、自身の考えを曲げない。もしくは、愚直です。
しかし、悪く言えば、頑固、もしくは、一度決めたら、考え直さない。

また、周りの人たちも、圧倒するように、違うと言い続けました。
ある意味これも、答えを一つと決めつけ......もっといえば個性的な回答の否定です。

どちらも、柔軟性を欠いた、固定観念が強いと言えます。

個人的には、集団で一人に対して、威圧的な対応をしていると感じました。

色々思う事がありましたが、その一部を公開しました。

最後に、
鳥は鳥でも何の鳥かを聞くシーンがありました。
それに対して、豚や牛は何と問い返していました。
私は、豚も牛も、哺乳類の中の、豚や牛。だから、鳥類の中の何。というくだりをを考えました(笑)。

番組自体、不正解しないと成り立たないシステムですし、色々思うところあるでしょうが、5月から、毎週、火曜日21時から放送するそうです。

要注意と言った所ですね。

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