エッセー

そっちじゃないだろ!!使う方が逆になってはいけない言葉。

2020年7月27日

世の中にはたくさんの言葉がありますが(使う使わないは別として)、使い方を間違えてしまう事もあるかと思います。
単純に意味や使い方を間違えてしまうのではなく、使う方が間違ってしまう言葉もあります。

お客様は神様です。

今となっては時代錯誤と思われるかも知れない言葉ですが、元々は演歌歌手の三波春夫さんの言葉で、『歌うときには神前で歌うように邪念を払って歌わなければ、良い歌は歌えない』というのが本来の意味です。

現在では転じて、サービス業や飲食業などで使われたりしてるのかな。
接客する時の、相手を敬いましょう、という意味で使われます。
あくまでも、気持ちや姿勢に対する事です。
お客様は神様だから、何でも言う事を聞く、絶対服従や奉仕というのは、誤用です。

間違っても、客側がこの言葉を使うのは、誤用を通り越して、あきれ返ります。
自分の事を神様というのも、なかなかぶっ飛んでいますね。

ごめんで済むなら警察はいらない。

ひと昔前に、子どもが使っていたような気がします。
今ではなかなか聞かない言葉ですね。

まず、この言葉の意味を理解しないといけません。
2006年のYahoo知恵袋に、素晴らしい回答解説があったので、引用します。

①、これは仮定形を使った反語の表現です。
少し、別の例で考えてみましょうか。

 例『背中に羽があったら、あなたのところに飛んで行く』

これは今、「あなたの所に行く」と言っているのではなく、逆に行けないということを表明しているのです。
それは前段の「羽があったら」というのが、実際には「羽がない」ということを前提にしているからです。
したがって後半の「あなたのところに飛んで行く」こともできない、ということの表明になります。

②、「ごめんで済んだら警察要らないんだよ」と、これを語っている人は「何事もごめんでは済まない」。
つまり、悪いことをしたら何らかの償いが必要だということを前提にして語っています。
だからこそ、後半の「警察は要らない」が「警察は要る」ということの強調になっています。
「ごめんで済まない→警察はいる」という強調です。

③、実際にはこの語法はさらに複雑で、後半を前提にして、前半を強調するというちょっとややこしい表現になっています。
②の方向ではなく、「ごめんで済まない←警察がある」と矢印が反対となっています。
つまり、「警察があるということは、ごめんでは済まない」ということなんだということを強調し、 さらには「謝罪しろ」と迫っているのです。

Yahoo知恵袋 「ごめんで済んだら警察要らないんだよ」っていう文句がありますが......より引用

素晴らしい回答ですね。
仮定形を使った反語の表現です!!
初めて知った表現です。

こちらは謝罪される側、された側がいう言葉です。
間違っても謝罪する側が、開き直って言う言葉ではありません。

昔、何かで見たのですが、とある追突事故の話です。
車での追突事故が発生したのですが、幸いにも追突した側された側、共にケガはありませんでした。
問題は、警察が来るのを待っている時に起こりました。
追突した側に非がある事故だったそうですが、事故発生から待っている間、追突した側から一切の謝罪が無かったらしく『謝罪の一つもないのですか』と言った所、『謝って済むなら警察はいらないだろ』と言われた。
という話です。

はいもう次!!

子どものやったことですから。

上記の二つに比べれば、見聞きする機会も多い言葉です。

無限の可能性を秘めている子ども達には、伸び伸びと育っていただきたいものです。
自己形成の大切な時期ですから、周りの方々も協力していただく思います。

とは言え、少なからず粗相をする事はあります。
その行為を否定し怒るのではなく、なぜいけないのか、された人がどう思うか、など諭すようにするのが良いのだろうか?
答えのない問題ではありますが、間違いがある問題ではあります。

しかし、保護者が謝罪をするというのが、間違いではないでしょう。
そうすれば相手側も、分かってくださるでしょう。
例えば『子どものやったことですから』と。

間違っても保護者が使う言葉では無いですね。

難しい。

言葉は絶えず変化します。
変化を取り入れる人も、否定する人もいます。
全て人間が違うわけですから当然です。

そんな事は放っておいて、今の世は生きるのが難しい。
疲れているのか。

しかし、子どもを許せる、そんな社会が無ければ。

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